身近にある酢を使って足の臭い対策を
足の臭いを気にする人は多いと思いますが、あなたは、足の臭いの最大の原因をご存知でしょうか?
その一番の原因とされているのが、足にすむ雑菌です。
汗を放置しておくことで、皮膚の雑菌が繁殖し、
その雑菌の出す排泄物による腐敗臭が増える為、足が臭くなるのです。
端的に言えばその雑菌さえ減らすことができれば、足が強烈な臭いを放つことはありません。
でもなぜ、雑菌が足の臭いの原因になるのでしょうか。
酢で足臭い対策
本日はそんな酢で足臭い対策をする方法をご説明致します。
靴の中は高温多湿のジメジメ状態
足の裏というのは、体の他の部分よりも3〜10倍もの汗腺がある場所です。
とても汗をかきやすく、その量は1日で約コップ1杯分、200ccにもなると言われます。
でも実際にはどんなにたくさん汗をかいたとしても、足の汗はまったく臭くないんです。
というのも、足に集まっている汗腺は「エクリン腺」だから。
脇の下などに多い「アポクリン腺」から出る汗と違って、エクリン腺から出る汗には臭いはありません。
ではなぜ足があんなに臭いやすくなるのかというと、それが足にいる雑菌のしわざなのです。
雑菌は温度や湿度の高い場所が大好きなので、汗で湿っている靴や靴下の中は最高のユートピア、活発に活動してどんどん繁殖していきます。
そして汗でふやけて落ちた足の角質や垢をエサにします。
そのとき雑菌に分解された角質や垢が出す臭い、それがあの独特な足の臭いになるというわけです。
学校でも職場でも、もちろん通学、通勤中でも靴を履かずにいることはできませんから、足が臭くなりやすいというのは、現代社会に生きる私たちの宿命なんですね。
靴の中の環境を整えよう
では少しでも雑菌の繁殖を抑え、臭いを撃退するにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは靴の中の環境を改善することです。
良く靴は3足をローテーションするようにと言われますが、理想は4足用意することです。
できるだけ通気性の良い靴を選び、中3日かけて完全に乾燥させましょう。
また足裏の汗を良く吸い取ってくれる、吸汗性に優れたインソールを使用し、そのインソールもまめに洗ったり取り替えたりして、靴の中の快適さを維持できるようにして下さい。
靴下も吸汗性が高く消臭効果のあるものだとさらに良いですね。
酢を使って足の除菌をする方法
次に足ですが、家庭にあるもので簡単に雑菌対策ができるのは酢です。
特別に買いに行かなくても、どこのご家庭にもあるでしょうから、今日からすぐにも実践できます。
お風呂に入って足を清潔にしたら、洗面器に40℃以上のお湯を張り、そこにコップ1杯程度の酢を入れます。
このお湯に15〜30分程度足を浸して足湯をしたら、最後に良く洗い流して下さい。
酢は普通の穀物酢でも何でもかまいません。木酢酢があるともっといいかもしれません。
酢には殺菌効果がありますので、足に潜む雑菌を除菌してくれます。
このあと足を完全に乾燥させ、消臭作用のあるクリームなどがあれば、塗り込んでおくのも良いでしょう。
リンゴ酢は殺菌作用は多少弱くなりますが、足の肌のphを保って臭いにくくする効果があると言う人もいます。
体の中からも酢で臭い対策を
足を浸ける足湯の他にも、リンゴ酢や黒酢を飲むのも効果的です。
酢には乳酸の生成を抑える働きがあるので、体の内側からの臭い対策になります。
酢は臭い対策だけでなく、疲労回復や健康維持などの効果も期待できるので、毎日適量(15〜30ml)を飲むのがおすすめです。
でもあの独特の味や匂いが苦手という人もいるかもしれませんね。
そんな時は家にあるジューズで割って黒酢ドリンクにすると飲みやすくなりますよ。
グレープ、リンゴ、パイナップルジュースなど、甘味のあるジュースと割るとおいしく飲めます。
黒酢がの風味が嫌いではないという人は、冷やした炭酸水で割ると爽やかになります。
その他お料理に使ったり、調味料がわりに積極的に酢を使っていくと良いですね。
まとめ
足の臭いの元となる足の皮膚に棲む常在菌は、少しくらいの対策では減らない強敵です。
アルコール消毒した手でも10分したら雑菌がいると言われている位、雑菌はすぐに繁殖します。
普段履く靴や靴下等で、足がムレない対策をしたり、
除菌対策は毎日こまめに行って、臭わない足を目指して下さい。